1 -2 .音 1

白川静の「字解」によれば、「音」という文字は、『言と一を組み合わせた形』だとあります。

「言」は、『神に誓いをたてて祈る言葉』で、『神に誓い祈る祝詞を入れた器の形』だと。

 

一方「音」は、その器の上に針=辛(誓いを破った時の罰である刺青に使う針)を立てた形で、この祈りに神が応えるときには、かすかな響きがあり、それを横に一線の「一」であらわすのだそうです。「言」の下部は「口」ですが、「音」の下部は「日」です。

つまり、「音」は、くぐもった、かすかな響きです。

応援団や詩吟・アナウンサーなどが懸命に練習する、「ア・エ・イ・ウ・エ・オ・ア・オ」というような、口をいっぱいに使った音の出し方とは全く違っています。

それは、歌の練習のように、お腹から息を出す響き方です。

ちょうど、冬の冷たい時に、両手を合わせて「ハ~~~!」と息を出して手を温める、温かいあの「息の出方」です。

お腹から出てくる息は、体温を吸っている、しっかりと温かい空気です。

 

ハーモニカは、一般的には「吹く」という言葉を使いますが、これはあまり正確な表現ではありません。

「吹く」は、口の中の息を使う、冷たい空気だからです。

 

ハーモニカの繊細なリードが一番喜ぶのは、お腹から出てくる、ほわ~~!っと、温かい空気なのです。

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コメント(1) comments

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