1 -1 .始めと終わり

曲の最初の音と最後の音に気を配らなければなりません。

ある曲は、最初の音符から“突然始まるのではなく”、一連の音の流れの中で、言わば、ある部分を、“故(わけ)有って”、切り取って、そこから始まっているのです。

つまり、最初の音を、破裂音のように演奏してはなりません。なぜなら、「無からの始まり」ではないからです。

同じように、最後の音符も、そこで“何もなくなってしまうのではなく”、ある段落を示しているのです。

 

「いち にいの さん」という、私達がなじんでいる“全員で気合を入れたり、気持ちを合わせる”合言葉があります。「三」が最後に表に出る音ですが、その前には、「一、二」があるのです。

 

やわらかく、一連の音の流れの中で曲をとらえることが大切です。

 

作曲者の楽譜は、自分の音の流れを視覚的に表記する上で、様々な個性のもとに置かれています。かなり細かい指示を書く人もいますし、ほとんど音符以外には指示がない場合もあります。

それは、ひたすら、演奏者に任されているのです。しかし、「任されている」からといって、作曲者の音の世界といがみ合っていては、どうにもなりなりません。楽譜に表記されている音符の流れの中で、様々にイメージを縒り合せていくのです。

 

曲の演奏は、作曲者と演奏者との共同作業です。

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